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テスタメントシュピーゲル [雑記]

そろそろ読了後の興奮状態が落ち着いてきたので感想書いてみる。

テスタメントシュピーゲル 1 (角川スニーカー文庫)

テスタメントシュピーゲル 1 (角川スニーカー文庫)

  • 作者: 冲方 丁
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2009/11/28
  • メディア: 文庫



とにかく作品の持つ熱量がハンパない。
オイレン、スプライト4巻の戦犯法廷と国際空港襲撃事件の熱さがマックスだと思ってたらその遥か上の余裕でぶっちぎった怒涛の展開です。これほどの出来なら1年半も音沙汰無しだったのも納得。
ただ、惜しむらくはテスタメント1巻は実質オイレン5巻、つまりMPBサイドからの描写のみなので、事件の全貌がまだ見えてこないのがネック。今まではオイレンとスプライトは同月に発売されていたので、両サイドから同時に事件を追いつつ読むことも可能だったのです。
しかし、テスタメント2、つまりスプライト5は来年初春発売予定。前巻以上に両作品の登場人物が交差しているのにMSSサイドの動向がわからないヤキモキ感を数ヶ月も我慢しなくてはならないとは、いやはやまったくウブカタも対外ドSだぜ。

どいつもこいつもすごいやつらばかりだけど、一番株を上げたのなんだかんだではやはり吹雪。夕霧がハッキングで殺されそうになったとき、真っ先に物理的回路遮断に踏み切った大隊長と副長もよい。
気に入った組み合わせは陽炎&乙と涼月&ガブリエル。乙の陽炎への懐きっぷりがかわいい。即席タッグなのに難なく連携できちゃうワザモノコンビはかっこいいです。今回涼月が担当するオッサンは元特憲(コブラ)のガブリエル。やっぱり涼月にはオッサンが似合うね。しかし雛への呼び方スカート隊員で定着してるのね。意外と雛と打ち解けてたりしてるのかしら。

今まで起きたあらゆる事件がひとつへと収束し、隠されていた真実も明らかとなっていく今巻。それは決して特甲児童たちにとっていいことばかりではありません。夕霧が白露を救う覚悟完了してから発覚したアレやミハエルのコレやら涼月のソレやら。しかし全ては痛みは正しく消すために。そして全ての事件に決着をつけるために。

今はただ無事に次巻が発売されるように、イギリス王室に向けてごめんなさいする毎日を送るのみです。
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